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韓国語も、Tempo Rubatoで。

誕生日に、姉からメッセージが届きました。

Happy Birthday! 忙しい毎日だろうけど、大変なことも、振り返ると一瞬だったなと最近思うよ。
人生はTempo Rubato。自由にその時々で変化しながら、楽しんだもの勝ちだよ✨️✨️✨️
良い一年になりますように♡

印象に残ったのが、


人生はTempo Rubato。


という言葉でした。


Tempo Rubato(テンポ・ルバート)。

音楽用語です。

音楽の仕事をしている姉が「人生はTempo Rubato」と言うとき、どういう意味で使ったんだろう。なんだか、とても今ピンとくる言葉かも!

気になって、どういう意味なのかもう少し詳しく教えてもらいました。


Tempo Rubatoは「好き勝手な速さ」ではなかった

姉の説明を聞いて、私が最初に思ったのは、

「あ。何でも好きな速さで演奏していい、という意味ではないんだ」

ということでした。

通常、楽譜には作曲家が決めた基本のTempoがあります。

ゆっくりにするところや、だんだん速くするところにも指示がある。

一音をたっぷり伸ばすフェルマータのように、変化の仕方が書かれていることもあります。

Tempo Rubatoは、基本となるTempoがありながら、演奏者がそのときの感覚でTempoを揺らして演奏するイメージなのだそうです。

姉の言葉では、JAZZでいう「早取り、遅ノリのような感じ」。

「心のままに。でも、基本のTempoはキープしながら」という感覚だと教えてくれました。

へえ。

Tempo Rubatoって、そういうことだったのか。


「留年好き」という生徒さんの言葉

その話を聞いていて、ちょうど最近、ある生徒さんから届いた連絡を思い出しました。

所属しているクラスが次のテキストへ進むタイミングで、少し前の内容を勉強しているクラスへクラス替えしたいという相談でした。

そのメッセージには、こんなことが書かれていました。

「急いでいるわけでもないし、分からないまま先に進むのもどうかなと思っているので、のんびり行きたいです」

そして、

「韓国語の勉強をしているだけで嬉しくて、留年好きな私ですが、よろしくお願いします」

と。


留年好き。

この言い方が、なんだか面白くって、

「留年好きって面白いですね。Binariはみなさんがそれぞれの希望のペースでの学習をしてもらえたらと思っているので、そんなふうに活用してもらえていて嬉しいです^^」と返信しました。


今は急いでいない。

分からないまま先へ進むより、もう一度ゆっくりやりたい。

また進みたくなったら、進めばいい。

何より、

韓国語の勉強をしているだけで嬉しい

その気持ちがある。

早く次のテキストへ進むことだけを学習の成功にしてしまったら、この楽しさを取りこぼしてしまう気がします。


韓国語も、Tempo Rubatoでいいんじゃないか

姉から聞いたTempo Rubatoの話と、生徒さんの「留年好き」という言葉。

一見まったく別の話ですが、そうだ、この言葉を生徒さんたちにも伝えたいんだと思いました。


韓国語も、Tempo Rubatoでいいんじゃないか。


Binariにも、クラスLevelやクラスMAPがあります。

学ぶ順番や到達目標もあります。

つまり、基本となるTempoはちゃんとある。

どこへ向かっているのか分からないまま、好きなことだけを好きな順番でやる、ということではありません。

でも、そのTempoを全員が同じ速さで刻む必要もないと思うのです。


スイスイと進む時期もある。

仕事や家のことで忙しくて、足踏みする時期もある。

韓国語が楽しくて、どんどん勉強したい時期もある。

難しかったところまで一度戻って、着実にやり直したい時期もある。

ずっと速い人でいる必要もないし、ずっとゆっくりな人でいる必要もないし、自分のペースを固定しなくてもいいんですよね。

その時々で、自分のTempoを揺らせばいい。


学ぶ道筋が見えているからこそ、速くしたり、ゆっくりにしたり、少し戻ったりすることができる。

「ここ、もうちょっとやりたいな」というところでは、フェルマータしたっていい。

姉が誕生日にくれた「人生はTempo Rubato」という言葉から、Binariのことを考えるとは思いませんでした。

でも、生徒さんたちにもTempo Rubatoで韓国語を学んでほしいなと思います。


「韓国語の勉強をしているだけで嬉しい」

そんな時間を持ち続けてもらえますように。


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